売場が輝く!手書きPOP|手書き風POP

ドラッグストアの店頭で見かける、インパクト抜群の「手書き風POP」は、
店頭販促で20年以上の経験によって生まれた、“売場目線の考え方(リテール販促)”を体現したツールの一つです。

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今回はPOP文字のボス、「袋文字」の書き方をお伝えします。完成図を見ると難しそうに見えますが、やってみると意外とそうでもないのです!

■袋文字の書き方

①丸ペンで文字を書きます。横長に書くのがポイントです。
②文字をふちどります。後で黒フチで調整するので、大ざっぱでOK!
③中を塗りつぶします。ここも大ざっぱでOK。

④0.5mmのゲルペンで黒フチを付けます。これがガイドラインになります。
⑤彩度、丸ペンで黒フチを太らせます。
⑥文字の左側に白ペンでハイライト(テカリ)を入れれば出来上がり!

■袋文字で文章を書いてみよう
最後に、袋文字で文章を書いてみます。コレさえできればPOP文字マスター!

丸ペンで文字を書きます。横長に書き、文字と文字の間に隙間を開け過ぎずに書くのがポイントです。


フチを太らせ、中を塗りつぶします。文字同士が重なってもOK!むしろボリュームを出すために思い切って重ねましょう。


0.5mmのゲルペンで黒フチを書きます。文字の右側、後ろに来る文字が手前になるようにフチを取ると文字が読みやすくなります。


丸ペンで黒フチを太らせます。その際に出来る小さな隙間は塗りつぶすとキレイに見えます。


文字の左側に白ペンでハイライト(テカリ)を入れてできあがり!黄色など薄い色は、同系色の濃い色をハイライトで入れると綺麗に仕上がります!

 

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今回はちょっとした工夫で、「POPぽい文字」を簡単に書く方法をお教えします。


■中抜き文字の書き方



■アラビア風文字の書き方



 

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 POPは「Point Of Purchase advertising」購買地点広告の略で、本来「販売員の接客の代替品」であるべきツールです。POPを上手く使いこなせれば、セルフ売場の売上を接客なしで倍増させることも不可能ではありません。

 とは言え、POPだったらなんでもいいわけではありません。売場を見てみてください。タレントが載ってるだけでメッセージが弱かったり、よくわからない成分の説明や同じことをアピールするだけのPOPばかりじゃないですか?POPは接客のかわりです。お客様が潜在的に持っているニーズを引き出せなければついで買いに繋げられません。そのためには、お客様の心に刺さる表現にしなければなりません。さらに、POPはパソコンで作ったものより、手書き(手描き)POPの方が圧倒的に効果が高いのです。



 最近は手軽に作成できるパソコンPOPが多く使用されていますが、商品数も増え、クチコミやレビューによって消費者の知識も高まっている今、よりお客様につたわる味のある手書きのPOPが改めて注目されています。手書きPOPは、より親しみ(安心感)のある、”お客様目線のメッセージ”として届けられることが、最大の特徴です。メーカーのメッセージをただ手書き風にしたPOPも最近多く見かけますが、フォントやイラストだけ手書きにしたPOPでは、あまり効果を見込めません。「お店のプロが勧めます」という第三者的なスタンスで、しっかりとベネフィットを伝えることができてはじめて、大きな効果を与える事ができるのです!


どちらのPOPが“買いたく”なりますか?
 

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 丸ゴシックは、POP文字の基本です。一般によく使われているペン先が丸い「丸ペン」を使います。普段書いている文字でPOPを書いても十分親近感のあるPOPを作れますが、文字をもっとみやすくわかりやすくしたい場合は、この「丸ゴシック風POP文字」を練習しましょう。ペンは垂直に立てて持ち、一文字一文字ゆっくりとていねいに書きます。

■左から右へ書く
POP文字を書く際は、書き順を気にしない方が上手く書けます。文字は、左から右へすっと書くとPOPっぽい文字が書けるようになります。


■線を止める
線は流さずピタッと止めるのがコツです。


■似ている文字を書き分けよう
「ツ」と「シ」、「ソ」と「ン」は書き分けが少し難しいカタカナです。線の方向と空きの違いで書き分けましょう。



■ふっくら文字を意識
文字のふところ部分をなるべく大きくふっくらさせるとバランスが良くなります。



 

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  手書きPOP文字は、手書きPOPを作る上で基本中の基本です。「私字下手だから...」という方、心配ご無用です!文字は人それぞれクセがありますので、全く同じように上手く書ける必要はありません。大原則は「離れていても読みやすい文字」です。POPは本などと異なり、目に近づけて見るものではありませんので、ちょっと離れたところからでも十分に読めることが重要です。手元で書いてると細い文字でも読めますが、いざ置いてみるとまったく読めないなんてことがよくあります。

■まずは基本のペンを3本揃えよう
1.丸ペン

細い文字を書くのに便利。キャッチコピーには細すぎるので、サブコピーに使用しましょう。

2.角ペン

メインのキャッチコピーには角ペンが最適です。

3.極太ペン

文字通り極太。値段を大きく書くときに使いましょう。



■基本ルール
1.右上がり(左上がり)にしない

普段はクセで左右が上がってしまう人も、POPを書く際には縦線・横線を真っ直ぐに書くことを意識しましょう。

2.文字間を詰める

単語を書くときには文字間を詰めると文字が圧縮され、ボリューム感が出ます。

3.筆圧を一定に、箱詰めに書く

強弱をつけて書いたり、すうっと払ったりせずに同じ筆圧、同じスピードでマス目いっぱいに書く。

4.行間を空ける

読みやすくするために、2行以上の文章を書くときは行間を空けること。

5.促音・拗音・長音は小さく

促音・拗音は普通の文字の3分の2程度の大きさで書く。長音は長さを3分の2程度に。

 

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ここでは、効果的な手書きPOPの見本手法をいくつか紹介します。

●プライス手法

何と言っても値段のお得感が一番効きます。ポイントアップも手書きの方が限定感が出てグッド!



●ランキング手法

同じカテゴリの商品がたくさん並ぶドラッグストアでは、どれを買ったら良いのか迷ってしまいます。ポイントは、順位だけでなく「売れている理由」も一緒に書くことです。



●スタッフコメント手法

究極のPOPとも言えるのがこの「スタッフコメント手法」です。第三者からおすすめされると価値と信頼が増幅される効果があります。プロ視点でのおすすめPOPをすぐにでも書いてみましょう!



●うんちく手法

商品のこだわりをトコトン手書きで書くことで、パッケージ等のメーカー発信の情報よりも商品への信頼感を演出します。ポイントは、その商品が隣の商品と何が違うのかを明確にすることです。



●限定手法

「今買わなきゃ」と焦りを与えることができます。「タイムセール」「売り切れ御免」などの切り口で、「今買う理由」を作り出しましょう。



●タイムリー手法

人は流行にも敏感です。「テレビで特集!今大人気です」と書いてあるだけで「やっぱり人気なんだ。買ってみよう」と購買意欲を高めることができます。



●シーズン手法

季節の移り変わりにも人は敏感に反応します。季節に応じた悩みが多いことから、「夏と言えばセール!」「梅雨と言えば湿気が…」など、シーズン訴求をすることで潜在ニーズを掘り起こすことができ、効果的です。



●汎用手法

どの売場にもすぐにカンタンに使えるPOPのことを「汎用デザイン」と言います。空いている時間にサッとベースとなるPOPを作っておいて、カラーコピーして使うと効率的です。


 

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●キャッチコピーの考え方

 POPの文章は、お店の人が「買って欲しい!」と思う気持ちがにじみ出ることが一番効果的です。「文章下手だから...」と怖気づく必要はありません。コピーライターみたいに上手いことをいう必要はないのです。むしろ難しい言葉を使わずに、思ったことをそのまま書いてみましょう。
 例えば、「こんなにいい商品なのに誰も買ってくれないんだよなあ。。。」と思っていたとします。これをPOPにするときには、そのまま心の声をぶつけましょう。 「こんなにいい商品なのに誰にも気づかれないのはなぜ!?」「パッケージはちょっとダサいけど、この値段で中身は最高級です!!」など。
 




●形や色使いの考え方

 売場を賑やかすには楽しい形や色が望ましいです。 基本的には直線より曲線、寒色より暖色系(赤やピンク、オレンジ)を中心に配色していくとやりやすいでしょう。 最も目立たせたい言葉を赤にしたら、他はその赤の邪魔にならないように考えていくのです。 同系色でまとめれば無難ですが、そうすると少しシンプルになりがちです。 そこで、同系色の中に1色差し色を加えるといいでしょう。 白・青系でまとめたら、「新発売」のマークは赤にするなど。
 とは言え、読みやすさが一番。どんなに凝っても読まれなければ意味がありません。彩度が近い色は非常に認識しづらいので、読みやすい色使いを意識しましょう。例えば赤地にオレンジ白地に黄色青字に赤、など。この文字、読みづらいでしょう?
ありがちな失敗としてはいろんな色を使いすぎてぐちゃぐちゃになるということがあります。
そうしたことをさけるためにも、「多くても3色まで」というルールでやっていくといいでしょう。




●イラストや写真を入れてみよう!

 イラストは、決してうまくなくて大丈夫です。見る人に何を書いたかが伝わればよいのです。それが手書きの味です。逆ヘタウマな方が注目を集め、SNSで拡散されたりします。
ひとつ、留意点としては、線は少なく太めにです。 線が多いと、パッと見ごちゃごちゃしてみえますし、細いとなんだか寂しい感じがします。
 鉛筆で下書きしたら、なるべく太いペンで大胆になぞっていきましょう。写真は対象物のカタチで切り抜くのが難しいという方は、ポラロイド風に配置するなどしてみましょう。




●客層を考えよう

 まず、その商品は誰に向けたものかを考えましょう。若者に向けたものであれば、あえて若者言葉をつかうことで共感を得ることができます。しかし中高年などですと、若者言葉ではふざけていると思われてしまいかねません。色使いや書体など、読みやすさも重視する必要があります。
まずはそれを見る人の気持ちになって作っていくことが重要です。そのお客さんが何に興味があるのか、またどんな世代なのかを考えていきましょう。

 

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